過去のレポート

なみきスクエアCLUB

地域探検サイクリング&クッキング(前編)

REPORT

なみきスクエアCLUBの活動のひとつ「遊びと学びのコミュニティスクール」。

先月は、「みんなで秋をたのしもう!」と、高学年チームは地域探検サイクリング、低学年チームはピザづくりの2つの活動を同時開催しました。
今回の記事では、サイクリングチームの活動の様子をご紹介します!

サイクリングチームは千早の自転車ショップ「正屋」の奥村貴(おくむらたかし)さんを講師に迎え、親子で千早、香椎地域を探検しました。
まず最初に、奥村さんから自転車を乗る時のルール(手信号や道路で自転車の通り方など)を学んで出発しました。

なみきスクエア横の「なみき広場」からスタート、「名島神社」、「100年公園」、「香椎宮」を廻る約10キロのコースです!

秋の風が気持ちいい!

そして第1のポイント、名島神社に到着です!
私自身、名島神社には初めて来ましたが高台の静かなところにありました。

ここでは名島城や名島の歴史について、名島神社の氏子総代会会長の眞田治男さんよりお話を伺います。

「名島城」は立花城の出城として築かれ、天正16年に豊臣秀吉が小早川隆景に与えたお城なんだそうです。
そして慶長5年、福岡藩の黒田長政が福岡城を築いた際、廃城となり、もともと山の上に建てられていたところから現在の場所に移されました。

「不断梅」という梅の木は、常に実が絶えないことからこの名前がつけられたそうです。

神社の鳥居を抜けるとこんな景色も。

海岸には船の帆柱が化石になったとの伝説もある「帆柱石」。

名島神社を後にし、100年公園、あいたか橋を通って、最終ポイントの香椎宮に到着です。

香椎宮ではちょうど、「美つなぐ香椎宮」という、福岡を拠点とする美術作家の現代美術の展覧会が開催されていました。

ご神木の「綾杉」も拝見しました。
この香椎宮の「綾杉」、「なみきスクエア」にご縁のある御神木なんです!

実は「なみきスクエア」にこの綾杉をモチーフにした綾杉柄(日本の伝統的な柄)がところどころに取り入れられているんです!
これは、なみきスクエアの建物を設計した方が建物をデザインするときに、地域とのつながりを大切にしたいと考えて、古くから地域を守り、人々をつなぐコミュニティの中心でもあった香椎宮のような建物にしたいと願って、綾杉のデザインを取り入れたのだそうです。

なみきスクエアには、この柱以外にも、この綾杉柄をモチーフにした様々なデザインが、建物の中に織り込まれているそうです。

香椎宮となみきスクエアの綾杉でのつながりを感じながら、香椎宮を後にしてなみきスクエアに帰りました。

午前中の短い時間でしたが、地域にまつわるいろいろな話を聞いたり、初めて見る景色に感動したり、紅葉に色づいた街を自転車で走る心地よさを感じながらの充実した時間でした。

参加した保護者からは、意外と知らない地域の穴場を見つけたり、日頃は親子で地域をゆっくりと見てまわるという時間はなかなか取れないので、とてもいい機会になったとの感想がありました。

サイクリングの指導とコース案内をしてくださった正屋千早店の奥村さん、名島と名島神社にまつわる歴史のお話をしてくださった眞田さん、ご協力ありがとうございました!

後編へ続きます。

開催概要

日付
2018.12.16

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