ミニ・ミュンヘンの創始者の一人であるゲルト・グリュナイスル氏は、「こどものまち」は都市社会の中で社会実験の場であり、生きることを学ぶ最高の学校である。この中で子どもたちは、本当の役割や担当業務を通じて、遊びの中から都市を経験し、重要なプロセスを理解し、自分を表現するうまい方法を考え学ぶことができる。」と述べています。人が生きていく中で密接に関わる「まち」の主役になることで、生きていく中で必要な多様な社会経験を積めることが考えられます。
また「まち」には買い物をする場所、市役所・病院など人助けをする場所、公園・映画館・ボーリング場などの楽しむ場所など様々な役割があります。その役割を自ら担当し経験することができます。その中でどんな役割がさらに必要なのか?どんな空間をつくりたいのか創造をかき立てる要素が「こどものまち」にはたくさんあります。 |
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参考文献:こどもがまちをつくる
「遊びの都市(まち)・ミニ・ミュンヘン」からのひろがり
(萌文社) |